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この本と出会ったのは、ブックオフで立ち読みをしたときが最初である。そのときは時間がなかったこともあり、この本は分厚く、沢山ある立ち読み候補の中に埋もれていった。もともと本を日常的に読む習慣がなかったので、ずっと忙しかったら、たぶん一生読まなかっただろうと思う。
それから半年ぐらい経っただろうか、独立することを考えるようになってからは本を漁るように読んだ。経理の知識もいるし、法律の知識もいるし、無知からうまれる恐怖感の克服のためにもetc。おかげで、だんだん本の良さもわかってきた。なぜ小学校のときにはよく読んだのに今は読まなくなったのかも考えた。
一度買った本は、二度読むことは少ない。にもかかわらず、ウサギ小屋並の小さな家屋を占拠する。そして、重たい、引越するとき本ほど重たい荷物は他には見当たらない。あとはCD、それぐらいである。それなら、借りればいいと図書館に行くと古い本ばかり。本屋さんとは天と地ほど魅力に差がある。結果、借りなくなる、買わなくなる。だから自然と活字離れになってしまう、と妙に納得した。
とはいっても、少々古くても勉強になる分野もあるので図書館を利用するようになった。そんなときこの本と再び出会った。借りて読んでみたら、アクは強いが面白く最後まで一気に読み進んだ。読み終わった直後にもう一度最初から読んでみたいと思った数少ない本だ。
少子化、年金問題、貧富の差の拡大などアメリカが抱えていた問題、そして、これからも続くであろう問題は、もはや対岸の火だとは思えないほど今日の日本と似ている。急速に変わる時代に対する金持ち父さんと貧乏父さんの考え方が子供であった著者の視点から描かれている。資産と負債の違い、持ち家に対する認識の違いなど、わたしが幼い頃からモヤモヤ感じていた漠然としない何かを少しだけ埋めてくれた。お金に対する認識を考えるいい機会にもなった。ひいては人生に対する考え方も。そういう意味ではホントにすばらしい本に出会ったと思う。
わたしはこの本を図書館に返す前に、ウサギ小屋の貴重な空間を埋めることになったとしてもそれでもいいと思い、本屋に買いに行った。あとで、全世界で大ベストセラー本だと知ってびっくりした。
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