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パソコンサポートで多い案件がある。パソコンが起動しなくなったからデータを救出して欲しいというケースだ。そういうとき多い質問は「コンピューターウィルスに感染しない方法は?」である。
しかし、単にウィンドウズが壊れているだけのことが多い。特にウィンドウズ98までのバージョンでは、仕事で使うなら当然のごとく、もう1台予備が必要だと思わせるぐらいOSとしては脆弱だ。普通に使っていても壊れる性質のものなので大事なデータは日頃からこまめにバックアップを取るのが最大の備えになる。この備えがあらゆる対策よりも実はもっとも有効であったりする。バージョンアップが進み2000やXPになると、それなりに壊れにくくなったが、それでも過信は禁物。
質問に対する答えは、これから述べている通りだが、心構えとしては怪しいホームページを見ない、怪しいメールを開かないなどが必要だと思われる。ただし、実際問題としてそれでは判断がつきかねる場合があるし、ハナから悪意あるサイトやメールにはあまりにも弱い。そこで比較的お手軽な対応策を次に挙げる。
ブロードバンドルーター(以下、ルーターという)を使う
もしくはルーター機能を搭載した機器を使う。ルーターの役割を簡単に説明すると、会社に掛かってきた代表電話を取り次ぐ受付の社員と似ている。不必要と思われる件については丁重にお断りし、仕事に関係する件は各課の内線に振る。たとえば、営業課という風に。要するに一つしかない会社の代表番号をうまく運用している状態に近い。当たり前の話だが受付がいるがために、そして内線という性質上、外部の人が直接、内線電話にコールできないシステムになっている。受付のおかげで、たとえば言葉は良くないが、悪質なクレーマーに邪魔されず各課の社員は業務に専念することが可能となる。それはインターネットという玉石混淆(ぎょくせき-こんこう)の世界からの影響を少なくすることを意味している。逆に内線電話から外の世界には自由に通話ができる。これはホームページを見たり、メールを送信することに相当する。
株式会社 ○○○○
代表 03-△△△△-××××
総務課 内線[1]
開発課 内線[2]
開発課 内線[3]
ルーターと人的な受付の違いは、機械であるルーターは驚くほど短時間で拒否や取り次ぎ、切り替えを各端末に対して行えることだ。これはあたかも、各々の内線電話が独立した回線と電話番号を持ち、同時に通話しているような状態に似ている。この機能のおかげで回線が一つにもかかわらず複数のパソコンがインターネットに接続できるなどの芸当もこなす。
ウィンドウズアップデートを行う
たとえば、地震の横揺れには強いが縦揺れには弱いということが、あとで判明し建物の構造的欠陥を修復する作業。プログラムはそういうケースが多々ある。
最新のウィルスソフトを使う
ウィルスソフトは警備員に相当する。怪しい人がいないか目を光らせている。発見すると捕まえにいく。ただし、警備員より頭のいい犯人(ウィルス)が出現したら、お手上げ。
上記の対策以外にもある。ただし、残念ながらどんな対応策を取ったとしても100%安全なシステムはこの世には存在しない。そこにはリスク発生確率とコストとのバランスを天秤にかける必要が出てくる。仮に100%に近づくことができたとしても、かかるコストが桁一つ違うなどということがおこる。そこで、くどいようだがバックアップをとることが重要になる。
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